百花春至為誰開…

百花春至為誰開
ーひゃっかはるいたってたがためにひらくー

長かった冬が去り
待ちわびた春が訪れれば
野山に花が咲き乱れる

でも美しく咲いている花たちは
決して春の訪れを
知らせようと咲いているわけではないし
誰かのために咲くわけではない

花はただその生命のままに無心に咲き
無心に散っていく

誰のためでもなく
与えられた場所で
ありのままに
精一杯咲いている

それにひきかえ
人間はとかくあれこれと思いわずらい
欲をだし
思い通りにならないと不平や不満を抱きがち

でも
花を見てごらん

花はただ無信に咲いているだけなのに
それぞれの色や形で野山を彩り

人間の心を慰め励ましてくれている
人間もかくこうでありたい

まいんど4月号より

百花春至為誰開
この7文字の中に
このような意味がこめられているそうです
心に響きました…

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