おいしい玄米の炊き方
近年の健康ブームから玄米が注目を浴びています。 玄米はビタミン、ミネラル、繊維質を豊富に含んでいますが、炊き方、食べ方を誤るとそれらを台無しにしてしまいます。 こちらでは、おいしい玄米の炊き方、食べ方をご紹介します。
玄米を洗う
玄米は白米のように研ぐ必要はなく、ゴミを取る程度で十分です。洗うときは米粒同士をこするように洗い、表面にキズをつけると吸水力がよくなり、柔らかく炊けます。
時折「もみがら」が混じっている場合がありますが、その時は洗う前にザルやバットに取って軽く揺すると、「もみがら」が浮いてきて、簡単に取り除くことができます。
玄米をおいしく炊くポイントは、精白米以上にしっかりと水につけること。水を吸収しにくい玄米はしっかりと水につけておかないと炊き上がりが硬くなります。少なくとも2〜3時間、できれば一晩つけておくのがベストです。夏場は冷蔵庫で一晩おいておくのもいいでしょう。
- 玄米を炊く前には、必ず塩をひとつまみ加えましょう。
玄米にはカリウムが多く含まれているため、苦みが出ることがあります。塩をひとつまみ入れ、この苦みを和らげます。
玄米を炊く
玄米は「硬い」というイメージがありますが、これは水につける時間が短かったり、水加減が少なかったりして起きる現象です。これらをしっかりとチェックしながら炊くと、ふっくらとしたおいしい玄米を炊くことができます。
炊飯器で玄米を炊く
最近では玄米モードがついた炊飯器も登場し、気軽に玄米を食べられるようになりました。玄米モードがついた炊飯器でしたら、水加減をしっかり確認して、スイッチを押すだけです。 玄米モードがない炊飯器では、玄米の1.5〜2倍の水を入れてスイッチを押します。炊き上がりが硬いようならば、少し水を加えて、もう一度炊くとふっくらとしたごはんが炊けます。
圧力鍋で玄米を炊く
圧力鍋で炊く場合は、玄米の1.2倍くらいの水を入れ、しっかりとフタをし、圧力がかかるまで強火にかけます。 重りが動いたら弱火にして20〜25分炊きます。そして、火を止める直前にもう一度強火にして中の水分を一気に飛ばします。 炊き上がったら、重りを外して蒸気を抜き、しゃもじで天地返しをして完成。きつね色のおこげが食欲を誘います。 鍋によって圧力に差があるので、時間や水の量は、何度か炊いてみて加減してください。
土鍋で玄米を炊く
土鍋で炊く時の水の量は、圧力鍋より少し多め、玄米の1.5〜1.8倍くらいが目安です。 土鍋にフタをして、沸騰するまで中火にかけます。沸騰したら弱火にし、吹きこぼれないよう注意しながら40分炊きます。 最後は圧力鍋同様に強火にして、水分を飛ばします。火を止めたら10〜15分かけて蒸らし、しゃもじで天地返しをしたら完成です。 ふっくらとした炊き上がりがたまりません。
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